国会で論争が続く「裁量労働制」。22日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ』では、厚生労働省が提出し、安倍総理が答弁の根拠としてデータが不適切だった問題について、橋下氏と東国原英夫氏が議論した。
データの比較に問題のある資料が提出されてしまった背景について、東国原氏は「間違っていることを知りながら総理のために提出した厚労省の"忖度"」「議論が有利になるようなデータを出せと政府がかけた圧力」「厚労省の単純なミス」の３つの可能性のうち、「忖度だと思う」と断言。
「役所というのは優秀で、"こういう政策がやりたい"という話になったら、それに必要なデータをバーっと揃えてくる。一歩先、二歩先、三歩先と読んで、仕事を進める上においてどういう資料を揃えるかという、良い忖度がある。安倍さんや政権が政策を進めるのに都合がいいからと勝手に違うデータを出すのは悪い忖度。安倍さんは細かいところまでチェックできないが、このデータは数年前から使われてきて、今まで誰も突っ込まなかった。その意味では政治のずさんさもある」。
橋下氏は「忖度があるのが組織だと思う。もちろん不正のある忖度は良くないが、政治家の事を考えながら政策を作っていくのが本来の霞が関の姿。逆に、"断れるかな、認められるかな"と役人に思われない、忖度されない、無視される政治家は意味がない。公正公平なデータを集めて出すなら良いが、優秀な官僚組織にしては今回のことはお粗末だった」とコメントした。（AbemaTV／『橋下徹の即リプ！』より）
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