トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ 2018」BLACK DIVISION 11・12回戦が3月8日に放送され、白鳥翔(連盟)、多井隆晴(RMU)がトップを取り、総合ポイントでは多井が首位、小林剛(麻将連合)が2位、白鳥が3位に。この3選手が+100ポイント台へ突入し、首位争いが白熱してきた。
BLACK 11回戦の対局者は白鳥翔、萩原聖人、小林剛、松本吉弘(協会)。南1局2本場、親番白鳥はリーチ・ツモ・三暗刻・ドラ2で跳満1万8000点(+600点、供託2000点)を加点。さらに連荘しながらアガリを重ね、最終的には5万点オーバーのトップ。75.2ポイントを加算し、首位争いに名乗りを上げた。「勝因は南場の親番でWHITEの寿人さん(佐々木寿人)のような思考じゃないと打てない、イチかバチかの三暗刻リーチがうまく決まったこと」と伊達眼鏡越しに笑みがこぼれた。
12回戦の対局者は多井隆晴、村上淳(最高位戦)、内川幸太郎(連盟)、瀬戸熊直樹(連盟)。親番多井は東1局1本場で、リーチ・一発・ツモ・ドラ3で1万8000点(+300点、供託2000点)をアガるロケットスタート。その後も要所でアガリながらリードを保ち、トップで対局を終え、首位に躍り出た。「どうしても今日は1回トップを取りたかったので、置きに行ったようなトップです」としながらも、次回以降からは「がむしゃらにトップを取りに行く殴り合いには参加せず、ラスを引かないように打つ戦術で、ひっそりと準決勝、そして決勝に残りたい」と目先の順位にとらわれない方針を語った。【福山純生(雀聖アワー)】
【BLACK DIVISION 11・12回戦終了時点での順位】
1位 多井隆晴(RMU)+120.4
2位 小林剛(麻将連合)+113.5
3位 白鳥翔(連盟)+107.2
4位 萩原聖人+21.2
5位 村上淳(最高位戦)▲42.0
6位 瀬戸熊直樹(連盟)▲57.0
7位 松本吉弘(協会)▲100.4
8位 内川幸太郎(連盟)▲162.9
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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