現在、国内におよそ5000社以上あるという探偵業者。開業資金はほぼゼロ、公的な免許などはなく、公安委員会へ届け出れば事務所を開設することができ、現在、およそ1万4000人が浮気調査や人捜し、企業調査などに従事しているという。ちなみに平均年収は400~500万円だと言われている。
そんな中、前身の「オークラ調査事務所」を立ち上げ、一大企業「ガルエージェンシー」へ成長させた人物が、38年のキャリアを誇る渡邉文男だ。全国にフランチャイズを展開、今では124拠点、スタッフ800人以上を抱えるまでに育て上げた。日本初の探偵養成学校「ガル探偵学校」も設立、これまで8000人の探偵を輩出してきた。現在は現役を退き、後進の育成に励んでいるという渡邉の半生に迫った。