トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ 2018」WHITE DIVISION 15・16回戦が3月15日に放送され、佐々木寿人(連盟)と鈴木たろう(協会)がトップを取り、佐々木は2連勝で総合3位から2位、鈴木は2位から首位となり、揃ってポイントも+100台に乗せた。
WHITE 15回戦の対局者は佐々木寿人、石橋伸洋(最高位戦)、勝又健志(連盟)、和久津晶(連盟)。ここまでトップ3回、ラス3回の佐々木は「しっくりきていないところもあるが、数字的にはプラスなので、ポイントを伸ばせていければいい」と勝つことだけに集中していた。東場は劣勢だったが、南2局でリーチ・一発・ツモ・チートイツで8000点(+供託1000点)をアガって息を吹き返すと、南3局では得意のホンイツを決めてトップに立ち、連勝を収めた。「昨年3節目から6連勝したと聞いていたので(今年も)そうなってくれたらいいなと、自分の中でも勝手なイメージができていた」と振り返り「こうなったら3連勝を狙う」と宣言し、自らを鼓舞した。
16回戦の対局者は、鈴木たろう、平賀聡彦(最高位戦)、鈴木達也(協会)、猿川真寿(連盟)。「前対局では手が入っていた割に結果は3着。消化不良な感じがする」と語っていた鈴木たろうは、虎視眈々とトップを狙っていた。東1局で白・中・ドラ3、1万2000点を加点後、東3局、東4局でも続けざまにアガリをものにする。南場では平賀から猛追されるも、南2局で満貫をアガって逃げ切り、今期3勝目。ポイントも+128.3まで積み上げ、首位に立った。「とりあえずいいポイントで中盤戦に差しかったんで、このままリードを広げられれば、ラクな展開に持ち込める可能性もある」とし「早く決勝のことを考えられるようなポイントにまで積み重ねていきたい」と気を引き締めた。【福山純生(雀聖アワー)】
【WHITE DIVISION 15・16回戦終了時点での順位】
1位 鈴木たろう(協会)+128.3
2位 佐々木寿人(連盟)+110.7
3位 石橋伸洋(最高位戦)+90.9
4位 平賀聡彦(最高位戦)+18.5
5位 勝又健志(連盟)+13.2
6位 鈴木達也(協会)▲52.7
7位 和久津晶(連盟)▲59.6
8位 猿川真寿(連盟)▲249.3
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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