先月末、米アップル社がiCloudを利用している中国ユーザーのデータの保存先を中国の政府系企業に移管した。しかし、データを移した初日にある事件が起き、いま現地のネット上では騒ぎになっている。
 先月28日、20代の男性が今回のデータ移管についてAppleへ電話で問い合わせたところ、スタッフの態度が悪かったことから口論に発展したという。男性によると「その夜、担当者が私の携帯に電話をかけてきた。職権を利用して私のiCloudに勝手にアクセスし、『個人情報すでにコピーした。言う通りにしないとネット上に晒すぞ』と脅してきた」といい、さらにiCloudに身に覚えの無いログイン履歴があったことから、男性は不正アクセスがあったと警察に通報した。