国連は14日、2018年版の「世界幸福度ランキング」を発表した。日本は54位で、去年の51位から後退した。
 1位に輝いたのは、自然が溢れ教育費や医療費が無料のフィンランド。フィンランド大使館のコッコ・マルクス参事官は「1つあげるなら自然だと思う。冬はオーロラなどが見られ、夏はいろんな島に行ったりサウナを楽しんだり、泳いだりということも楽しめる」とフィンランドの魅力を語る。
 同調査は、各国で毎年1000人程度に「今の幸せは10点満点中何点か?」を電話やインタビューで聞くもの。国ごとの過去3年の平均値を算出し、人口当たりのGDPや健康寿命の数値も評価対象になっている。調査に携わったことがある世界平和研究所の高橋義明主任研究員によると「あくまで主観の調査なので文化の違いが影響する」という。