地下鉄サリン事件からまもなく23年。オウム真理教が起こした数々の凄惨な事件の裁判は今年1月に終結した。麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚を含め、最終的に死刑が確定したのは13人にも上る。そのうちの一人、井上嘉浩死刑囚が14日、地下鉄サリン事件と目黒公証役場事務長・仮谷清志さん拉致監禁事件について再審請求を行ったことがわかった。井上死刑囚は「死刑を免れたいわけではなく、事実が違うことを明らかにしたい」と話しているという。