「多分、佐川氏は答弁してから、びっくりしたんだと思う」
森友学園を巡る文書改ざん問題について、自民党の片山さつき参議院議員がAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』(17日放送)に出演、元官僚の立場から解説した。
まず文書から削除されていた「特殊性」という言葉について片山氏は「"特別な"とか"特殊性"というのは行政用語であって、感情的な意味ではない。予算決算及び会計令的に見て例外的だからそう記述したのだろう。法律でも例外として認められているところを通って決済されたのだろうが、何十年に一度の、担当者としても初めてのケースだったのだろう。貸すなら普通3年のものを10年にして分割払いも認めて、しかも"売却予定"という形を取った。これは本省に上申する必要がある。また、埋設物の全容も価格的に見えておらず、相手に訴訟を提起されるリスクもある中で売った。これはメディアの皆さんが書いてくださらないことだが、普通、国がものを売る時には民間の売り主と同様に瑕疵担保責任を負う。そこを瑕疵担保責任はないと認めさせたのは、現場の財務局の方が頑張ったと思う。だからそんなに悪いディールではなかったが、ものすごく特殊だ」と説明。