<大相撲大阪場所>◇十四日目◇3月24日◇エディオンアリーナ大阪
けがの影響で2場所連続休場していた十両・貴ノ岩(貴乃花)が、元大関の十両・照ノ富士(伊勢ヶ濱)を押し出しで下し、7勝7敗で千秋楽の取組に勝ち越しをかけることとなった。
お互い本調子でない両力士は、ふわっとした立ち合いから様子を見る流れになったが、貴ノ岩が好機を逃さず前に出ると、そのまま一気に押し出した。十両十二枚目だが、7勝目を挙げたことで、十両残留には大きく前進した。一方、照ノ富士はけがや糖尿病の影響で、大関陥落からも転げるように十両まで落ちたが、十両五枚目で迎えた今場所でも8敗目を喫し、5場所連続での負け越しとなった。
AbemaTVで解説を務めていた元大関の把瑠都は「貴ノ岩はもうちょっと(星が)伸びるのかなと思っていたんですが。照ノ富士は力がはいっていない相撲が多い力が強いのが有名だったんですが、四つで組んでも負けてしまう」と、ともに幕内で活躍した両力士の万全ではない相撲ぶりを寂しがっていた。
AbemaTVでは、大相撲大阪場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
(C)AbemaTV