ボクシングで日本人初の世界3階級制覇を成し遂げた亀田興毅の現役復帰に、元世界王者たちや識者からは、賛否両論が飛び交っている。
3月24日にAbemaTVで放送された「2周年記念企画 ラスト亀田興毅～最後の現役復帰#0～UVERworldと対談」で、5月に1試合限りの国内復帰戦を行う予定の亀田興毅について、ボクシング関係者たちが口々に思いを語った。
元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二 正直きついなと思いますね。30過ぎると結構体力も落ちてくる。気持ちと体が噛み合わない。前回の亀田（興毅に勝ったら1000万円）企画は茶番みたいなもんなので。今回の復帰戦は茶番じゃないですから。
IBF世界ミニマム級王者・京口紘人 全盛期の動きは絶対に取り戻せないと思います。思ったよりすごい長いブランクだと思うので。大変だと思います。
元WBC世界バンタム級王者・薬師寺保栄 無理でしょ。無理やと思う。昔みたいなパチーンと切れるパンチは打てないと思う。3兄弟世界チャンピオンという世界でも例のないこと。これでもすごいと思う。それだけでいいじゃない。やりのこした事ない。
WBA・IBF世界ライトフライ級王者・田口良一 世界チャンピオンの経験とかあるんで、切り詰めて追い込んでいけば大丈夫だと思います。亀田くんなら盛り上げてくれると思います。
元WBA世界ジュニアウェルター級王者・平仲信明 再起したら気持ちが落ち着いて、逆に現役の時よりいい試合ができるのでは。体も絞っているしトレーニングしている。一番大事なのはスパーリング。勝ったら誰も文句言わないから。
元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志 よくやるなあと。引退して、前みたいにきつい練習やるっていうのが、なかなか難しい。若さで言えば全然若い。30で世界チャンピオンになって37までやってましたから年齢的には問題ないですね。
ボクシングライター・原功 興毅さんは31歳。しかも2年半のブランク。結構無謀ですね。世界ヘビー級で3回チャンピオンになったモハメド・アリでもカムバックは難しかった。2年、3年、4年という時間の経過は、スポーツ選手にとっては致命的です。
K-1史上初の3階級制覇を果たした武尊 格闘技ってほぼ気持ちの戦い。気持ちだけ勝っていれば絶対に負けないと信じてやってきたので。亀田さん今の覚悟はすごいと思うので、それが見られると思います。
元修斗世界ウェルター級王者・川尻達也 正直厳しいだろうなと。（亀田1000万円企画を見て）特別恵まれた存在じゃないというか、動きが悪かったんで。元世界チャンピオンとしてどういうパフォーマンスを見せてくれるかすごく楽しみです。
陸上十種競技元日本チャンピオン・武井壮 世界チャンピオンだった当時の同じ体力と技術を取り戻そうと思ってトレーニングすると大変だろうなと思う。やっぱりまた最強だった時の亀田興毅が見たいし、いろんなことを経験して、それ以上の亀田興毅が見たい。
亀田興毅の対戦者は、3月31日に発表されることが決まっている。亀田自身の仕上がり具合と対戦者、いずれも注目だ。
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