協栄ジム金平会長、亀田興毅の復帰戦に「強いポンサクレックが戻ってくる」と警戒

　5月5日に後楽園ホールにて1試合限りの現役復帰を果たすボクシング元世界3階級王者・亀田興毅（31）の対戦相手が、元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム（40）となることが発表された。協栄ボクシングジム金平桂一郎会長（52）は「強いポンサクレックが戻って来る」と警戒心を見せた。

　3月31日にAbemaTVで放送された亀田の復帰戦に密着するドキュメンタリー番組「ラスト亀田興毅～最後の現役復帰～」で、5月に予定されている復帰戦の対戦相手の発表会見が放送された。その相手は、2010年3月に亀田がプロ初黒星を喫しWBC世界フライ級王座から陥落することになった因縁の相手ポンサクレック。17連続防衛の記録を持つ元WBC世界フライ級の絶対王者だ。

　金平会長は亀田が現役復帰を決めたことについて「元旦にこの話が出たときはびっくりしましたが、去年様々な企画でボクシングに関わるうちにボクサーとしての火がついたのかなというのと、やはりやり残したことがあるのかなというのを感じました」と当初は驚いたことを明かした。その上で、「そこらへんの弱い相手ではなく、自分が戦いたいと思う強い相手と戦うというのがすごい」と亀田の勇気を称えた。

　中継映像での出演となったポンサクレックについては、「太ってもいないし、顔を見ても表情を見ても、リングに上がったときはあの強いポンサクレックが戻ってくると思う。油断のならない相手だと思っています」と語った。

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