亀田興毅、宿敵ポンサクレックとの再戦「やると決めたからには勝つ」／会見詳細

　ボクシング元世界3階級王者・亀田興毅（31）が、5月5日に後楽園ホールにて元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム（40）との1試合限りの現役復帰を果たす。亀田は「やると決めたからには勝つ」と試合にかける覚悟を見せた。

　3月31日に放送された亀田の復帰戦に密着するAbemaTVのドキュメンタリー番組「ラスト亀田興毅～最後の現役復帰～」で、復帰戦の対戦相手を発表する記者会見の模様が放送された。記者の質問に答える形で亀田は、「引退して2年半、最後に日本のリングで試合したいという思いと、自分の中にもう一度戦いたい相手というものが残っていた。もう1回、どこかのタイミングで手を合わせたいと思っていたが、それが2年半前の状況ではできなかった。今回もその相手が実現しなかったらリングに上がるつもりはなかった」と1試合限りの現役復帰にかける強い思いを吐露した。

　復帰を決めたのは昨年の年末。「自分の仲の良い人と話しているときに、その人が自分の試合を日本で見たことがないという話になった」と最後にもう一度日本で試合をしたいという思いを強くしたのだという。

　昨年の「亀田興毅に勝ったら1000万円」企画のような素人相手ではなく、97戦90勝47KOを誇る伝説のチャンピオンと再戦することについては、「去年の企画も素晴らしい企画だったけど、プロのボクサーから見たら茶番に見えたかもしれない。今回は、過去最高の亀田興毅の体を作り上げて最後の戦いに臨みたい。新しいトレーニングも取り入れていて、現役超えをしたいという気持ちでやっている」と厳しいトレーニングを積んでいることを明かした。

　2年半のブランクを経ての現役復帰に賛否両論もあるが、「普通に客観的に見たら無理だと思うのもしょうがない。親父にもやめとけと言われた。でもやると決めたからにはやらんと」と覚悟の上。最後は「久しぶりに浪速の闘拳がリングの上で暴れまわります。楽しみにしていてください」と自信を見せた。

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