4月1日、横浜スタジアムで横浜DeNA対ヤクルトの3回戦が行われた。
初回、ヤクルト・バレンティンが左中間へ痛烈な当たりを放つと、二塁上でのクロスプレーが微妙な判定になった。一度は「セーフ」判定が下されるも、この判定にセカンドの倉本が両腕を大きく広げて「アウト」をアピール。開幕戦に続き、横浜DeNAラミレス監督が映像リクエストを求めた。
その後、2分ほどの映像チェックが審判団により行われた。協議中、オーロラビジョンに映像が何度も流されると球場内は騒然。リクエストの結果「アウト」が宣告されると、横浜DeNAファンで超満員のスタジアムが揺れた。
一方、AbemaTVで解説を務めた林昌範氏は「僕の現役時代にこんな制度はなかった。バレンティン選手も一生懸命走りましたが、クッションボールからの処理が早かった。京山投手はリクエストの間も動じませんでしたが、セーフの場合、次の打者は青木選手ですから良かったです」と解説。視聴者からは、「どうみてもアウト」「リクエスト!」などの声が挙がった。
プロ野球では今季から判定に異議がある際に映像検証する「リクエスト」制度を導入。権利行使は9回までに2回、延長1回で、判定が覆った場合は回数が減らない。審判員は控え室でテレビ中継の映像を確認し、5分以内に結論を出すことになっている。