3月29日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に出演した千原せいじが、佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問にコメントした。
テレビで証人喚問を見たという千原。「次を考えてほしい。なぜそういう事ができたのか。システムに問題があるなら、二度とこういう事が起こらないよう、対策を出してもらえばいい。海外で元ハッカーの子どもを雇ったり、コンゴでゴリラのツアーガイドに元密猟者を雇ったりするように、そういうことができた理由、どうしたら無くなると思いますかを聞くべきで。アホばっかりやなと思った」と一刀両断。
「そういう視点の国会議員はいないし、僕もそこまでは思わなかった」と橋下氏。「みんな忘れてしまってるのは、ゴミがあるから8億円の値引きをしたということ。ずっとそれで1年間議論してきた。あそこにゴミはあるんですかね?証人喚問で佐川さんは"適正に計算したと"言い切っている。だったら土地を掘り起こして確認すればいい。上に校舎があるから掘り返せないと財務省は言ってきたが、グラウンドになっている部分の地下にもあると言って値引きしている。掘り起こしてみてゴミがなければ計算おかしいとなるし、ゴミがあれば財務省が言ってる通りになる。なんでやらないのか」と指摘。
さらに千原が「新幹線の駅だって、あれも地元の政治家が作って、忖度やん。岐阜羽島いる(笑)?。日本中、政治家の名前を付けた"○○ロード"というような場所がいっぱいある。あの政治家人のおかげで病院ができた、体育館ができた、そんな例いっぱいある」と疑問を投げかけると、橋下氏も「忖度にしても、政治家が役所に言ってやらせるというのは"政治力"。そこで賄賂をもらったり違法、不正があったりしたらアウトだけど、実力で橋、高速道路、トンネルを作らせることはある。安倍さん、麻生さんもいろいろ言われてるけど、違法性がなかったら辞めろとはならない。自治体が補助金を付けて誘致することだってある。土地の値段も安くするから来て下さいというのもアリ。ただ今回、ゴミがあるからというやり方で下げた。森友の前に、ある学校が買いたいと言ったのに成立しなかったが、みんなにチャンスを与えて平等に値引きすればよかった。そこを"鉛筆なめなめ"してやったから良くなかった」とコメントした。
橋下氏は与野党議員の質問にも言及。「裁判の尋問で"証言拒否します"って言われたら、そういう質問をした方がアンポンタン。それを3回言われたら弁護士として終わり。証言拒否されないように質問を組み立てないと。文書の書き換えには18人が携わっていると言われているので、全員に話を聞いて矛盾点を積み重ねて、最後に佐川さんにいかなければいけない。証人喚問なんて政治家のパフォーマンスだから、いかにも指示を受けただろうな、怪しいという雰囲気を出していくんだけど、"何か不正なことやってるか?"って聞いて答えるわけがない。周りから証拠を固めて逃れられなくなって初めて"やりました"となるんだから。不適正な契約があるのは間違いないし、安倍さんや麻生さんは何も確認していないと思う。問題が発覚した後の対応が悪かったんじゃないですか?とも聞ける。意味のない証人喚問だった」。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)