毎年、ドラフトで実力派の左腕を獲得している横浜DeNAが、今年も期待の星を送り込む。4月5日の対阪神2回戦の先発は、ドラフト1位の東克樹。即戦力左腕として先発ローテーション入りを果たし、ラミレス監督をはじめ周囲からの期待も大きい。開幕投手を務めた石田健大(2014年ドラフト2位)、昨年11勝の今永昇太(2015年ドラフト1位)、同10勝の浜口遥大(2016年ドラフト1位)に続き、今年も「当たり」となれるか、デビュー戦から注目が集まっている。

 キャンプ時には石田、今永、浜口の3人に東が加わる「左腕カルテット」で先発ローテが組まれると思われたが、ここから今永、浜口が故障で出遅れ。結果的に開幕当初の先発ローテで、左腕は石田と2人になった。先輩左腕2人が戻ってくるまで、かかる負担も大きいが横浜OBの大先輩左腕・野村弘樹氏は「1試合投げる力は持っていると思いますね」と大いに期待している。

 公式プロフィールでは170センチ76キロと、体格としては恵まれた方ではない。ただ、自らのスローガンに「LITTLE BIG MAN.」(小さくてもマウンドで大きく見える選手になりたい。)を掲げるだけあって、マウンドでの投げっぷりは存在感十分だ。「上背はないですが、馬力はある。真っ直ぐにスライダー、チェンジアップもある」と、150キロ台のストレートを軸に、どんどん打者を攻め立てる。「チェンジアップがスライダー気味に落ちた時、右バッターにやられる気がするので、そこだけ気をつければそこそこやると思いますよ」と、勝負どころの投げミスに注意すれば、昨年新人ながら10勝を挙げた浜口級の活躍はできると見込んでいる。

 先輩たちの傷が癒えれば、キャンプ時にラミレス監督が思い描いた左腕カルテットも完成する。「左が4枚になりますけど、みんなタイプが違っておもしろいです。これだけ(左腕で)頭数、名前が出る球団は他にないですからね」。他球団がうらやむ先発左腕の“贅沢”使いができるようになれば、自然と順位は上がっていく。

▶4/5 17:50~ 【プロ野球】横浜DeNAベイスターズvs阪神タイガース

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