将棋の羽生善治竜王(47)が4月6日、王位戦挑戦者決定リーグの3回戦で、村山慈明七段(33)を下し、通算勝利数を1399勝とし、史上2人目の通算1400勝まであと1つと迫った。
羽生竜王は昨年、王位のタイトルを菅井竜也王位に奪われ、今年は奪還を目指している。紅組、白組の各6人が参加する挑戦者決定リーグは、各組の優勝者が挑戦者決定戦を行われ、リーグ戦で勝敗数が同じ棋士が出た場合には、プレーオフが行われる。羽生竜王は紅組に参加し、この日は村山七段との2連勝同士の対決だったが、激戦を制してリーグ3連勝と、奪還へ一歩前進した。
羽生竜王の通算勝利数は1399勝(565敗)で、史上最多は大山康晴十五世名人の1433勝。国民栄誉賞を受賞した際の会見では「公式戦1400勝が次の目標」と語っていた。昨年は32勝を挙げたが、今年度35勝を挙げれば最多記録に並ぶ。
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