5月5日に後楽園ホールでボクシング元世界3階級王者の亀田興毅（31）と対戦することが決まっている元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム（40）が4月8日、約4年7カ月ぶりの電撃復帰を果たし、8ラウンド判定勝ちを収めた。
ポンサクレックは、同じタイ出身のマノット・コンプット（35）と8回戦で対決。フルラウンドでの判定勝ちで、タイ国スーパーバンタム級暫定王者となった。2013年8月30日を最後に引退していたが、約1カ月後に控える亀田戦を前に、急転直下の復帰となった。
亀田対ポンサクレック戦については、日本ボクシングコミッション（JBC）が亀田のライセンス再交付を認めたものの、ポンサクレックについては「37歳以上は最終試合から3年以内」という規定をクリアできていないということから、再交付が認められていなかった。そのため試合についてもエキビションマッチとなる可能性もあった。
ただポンサクレックの復帰によって、規定はクリア。亀田が所属する協栄ボクシングジムから再度申請され無事に通れば、晴れて公式戦となる可能性がある。3月31日の会見では「亀田に100％勝つ」と自信を見せていたが、しっかりと結果で力を示した。これで通算成績は98試合91勝（47KO）5敗2分け。
プロボクサーの試合間隔については階級などにもよってさまざまで、年間で数試合という選手もいれば、1カ月に2試合という選手もいる。ポンサクレック自身も1カ月間に複数の試合をこなしたことがある。
試合後のポンサクレックのコメント 万全の状態で亀田と日本で試合をするために今回の試合をした。そして、試合は問題なく終わった。試合での動きは硬かったが、スタミナは問題ない。亀田と試合する前に試合ができて良かった。試合が終わって、今の体調も問題ない。亀田！しっかり練習しておくように！日本での試合で俺が負けることは絶対にない。それだけは言っておく。
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