亀田3兄弟の三男・和毅が2階級制覇へ5.5に世界前哨戦　兄・興毅の復帰戦と同日

　ボクシングの「亀田3兄弟」の三男・亀田和毅が、世界2階級制覇に向けた前哨戦を5月5日に後楽園ホールで行うことが明らかになった。同日は長男・亀田興毅の1試合限りの復帰戦、さらにプロ初勝利を目指すいとこ・亀田京之介の試合が予定されており“トリプル亀田戦”となることになった。

　和毅は2007年にメキシコに渡ると2013年8月にWBO世界バンタム級王者となり、ボクシング史に残る「3兄弟世界王者」を達成。後に王座を返上すると、スーパーバンタム級に階級を上げ、2階級制覇を目指していた。所属する協栄ボクシングジムは、年内にも想定している2階級制覇に向けた世界挑戦への世界前哨戦と位置づけており、和毅自身も4月21日に放送されたAbemaTVのドキュメンタリー番組「ラスト亀田興毅～最後の現役復帰～」で、「お兄ちゃんの復帰戦に刺激を受けて、俺も参戦します！今回の試合はノンタイトル戦やけど、いい試合をして、勝って今年の2階級制覇に向けて頑張ります。これが最後のノンタイトル戦や！」と気合を見せた。

　試合は56.8キロ契約の10回戦で、対戦相手はメキシコのダニエル・ノリエガ。和毅にとっては10カ月ぶり、長男・興毅と同日にリングに上がるのは実に約3年6カ月ぶりとなる。3階級の興毅、2階級の大毅に続き2階級制覇となれば、「3兄弟による世界2階級制覇」という偉業も達成されるだけに、前哨戦でも注目の1戦となりそうだ。

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