4月21日に神宮球場で行われた東京六大学野球、明大対東大の前に明大野球部OBである星野仙一さん(享年70)の追悼セレモニーが行われた。明大選手が喪章をつけてプレーする中、中日からプロ野球人生をスタートした門倉健氏(44)は「まだ亡くなった実感がわかないんですよ」と惜しんだ。
星野さんは明大を卒業後は中日でエースとして活躍。現役引退後は中日、阪神、楽天で監督を歴任すると、日本代表「侍JAPAN」でも監督を務めた。リーグ優勝4度、楽天では球団初のリーグ優勝・日本一を達成し、昨年1月には野球殿堂入りも果たしていた。今年1月にすい臓がんのために亡くなった。
星野さんが2度目に中日の監督を務めた際にドラフト2位で中日に入団した門倉氏は「プロ野球の『いろはにほへと』ぐらいまでまで、いろんなことを教えていただいた。まだ実感がわかないですね。星野さんは僕のことを『アゴ』と呼ぶんですが、まだ球場に行ったら『アゴ、久しぶりやな!』と声が掛けられそうという思いが、まだしてるんです」と語った。
ともに解説をしていた元阪神スカウトの菊地敏幸氏(68)は「選手にもスカウトにも厳しい目で見られていました。『菊地、まともな選手連れてこい!』と言われたこともありました。でもその後、電話をいただいて。愛情が非常に表に出ないですが、裏でいろいろと愛情がいっぱいな方でしたね」と、当時を振り返っていた。
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