「人は色々成長して次に向かう生き物ですけど、ここに居続けながら変わり続けるのも乃木坂の美しさで。未来の後輩にも、この乃木坂46を大切にしてほしいし、新しい乃木坂46にしてほしい」。
22日に東京・日本武道館で開催された生駒里奈の卒業コンサートで、Wアンコール・2度目の『君の名は希望』を歌った後の言葉だ。見ごろを迎えた一面のネモフィラ畑のように、生駒のカラーである青と紫の組み合わせになったサイリウムが揺れる中、MCで繰り返し言及したのが、この「変化」についてだった。グループの変化、自分自身の変化。7年間、そのことを誰よりも実感してきたであろう生駒によるこの発言は、アイドルとは何かを真っ直ぐに捉えている発言のようにも思えた。