広島が4月24日、対横浜DeNA4回戦に7対2で完勝、首位に浮上した。試合前に広島OBで「鉄人」の愛称で呼ばれた衣笠祥雄さん(享年71歳)の訃報が飛び込んだが、試合では先発の中村祐が9回まで2失点の好投。打線も1回に2点を先制すると、横浜DeNAのミスにつけこみ5回までの大量7点のリードを奪い、試合の流れを決定づけた。
 試合後、緒方監督は「カープらしい戦い方を1試合1試合やりたい。大先輩に見てもらうためにまた明日から1試合1試合やっていきたい」と、赤ヘル黄金時代を築いた衣笠さんに、今後の奮闘を誓った。また鈴木誠は試合前に「レギュラーで出る以上は、とにかく休むな、チームのため、ファンのためにしっかり出ないと、という言葉を頂いた。その言葉は野球人生で一生消えることはない。偉大な先輩に少しでも近づけるようにがんばりたい」と語った。