元プロ野球選手で野球解説者の衣笠祥雄さんが、4月23日に大腸がんのため死去したことが分かった。71歳だった。
 衣笠さんは広島一筋で活躍した強打の内野手で、2215試合フルイニング出場の記録を持ち「鉄人」として親しまれた。通算安打数は歴代5位となる2543、通算本塁打は歴代7位の504本を誇り、1984年にはMVPを獲得。1987年にはプロ野球史上2人目となる国民栄誉賞を受賞した。
 24日に行われた横浜DeNA対広島4回戦のAbemaTVの中継でも冒頭、衣笠さんの訃報に触れた。コメント欄には視聴者から「ベイファンだけど悲しすぎる…」「先週まで解説してたのに。亡くなるまで鉄人だった」「やさしい解説よかったね」など衣笠さんを偲ぶ声が多く寄せられた。また「衣笠さんのためにいいゲームに」「両チームとも良い試合してください」といったコメントも見られた。