元阪神スカウトの菊地敏幸氏(68)が、スカウト当時に使っていた七つ道具を紹介し、定番のスコアブックについては一般的なものとは異なる、球団支給の小型なものを使用していたと明かした。
 菊地氏は4月30日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。これまで数え切れないほどの試合を神宮球場のスタンドで見てきたが、この日はスタジオで試合を見守ると、放送中に当時使っていた七つ道具を公開した。定番アイテムの1つスピードガンは「昔は大きくて重かったし何十万もした。今は値段的にも安くなりましたね」とコメント。今では高校野球でもチームに1台が当たり前の時代になっている。またストップウォッチは「これを持っていないと『お前、スカウトか』と言われるもの。ピッチャーならクイックモーション、キャッチャーならセカンドへの送球、バッターならホームからファーストまでを計ります」と、使用法を説明した。