「乙武さんは小学校の先生もされていましたが、その中で感じた日本の学校教育の課題はなんですか?私も小学校に勤務していますが、色々な制約や業務が多すぎて創造的な実践が出来ず苦しんでいます。この状況をどう打開していけば良いのでしょうか?」
 11日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に寄せられた相談に、橋下氏と東京都教育委員の経験も持つ乙武洋匡氏が回答した。
 乙武氏はまず「日本はOECD諸国の中でも教育に対する支出が低く、先生一人が見なければならない子供の数が最大で40人にもなる。そうなると、子どもたちに一律に動いてもらわなければ回せない。思っちゃいけないことだけど、この言い方でわからない子、このやり方でできない子に対して鬱陶しい、手がかかると思ってしまう部分も出てくるし、一人一人の個性どころではなくなってくる。それが最大の問題点だと思う」と指摘。