現在76億人が暮らす地球。日本では人口減少が叫ばれる一方、世界では人口は増加の一途を辿り、2050年には97億人、2100年には111億人になると予想されている。それに伴って直面するとみられるのが食料危機だ。そこで国連食糧農業機関がウルトラCとも言える解決策を発表した。カギを握るのは、昆虫だ。
 昆虫食の科学的な研究や普及活動を行うNPO法人「食用昆虫科学研究会」の佐伯真二理事長は、クロオオアリ、デュビアなどを"食べるため"に育てている。