“亀田3兄弟”のいとこ亀田京之介（19）が5月5日、初勝利を目指しプロ2戦目のリングに上がり、渡辺和幸戦（56.6キロ契約 4回戦）に2ラウンド1分58秒でTKO勝ちし、涙のプロ初勝利を挙げた。
1ラウンドから強烈なワンツー、アッパーなどを繰り出すと、2ラウンドでも冷静にパンチを繰り出し続けた。打ち合いの場面でもひるまず、初黒星を喫した経験を見事にいかした快勝だった。試合後に涙した京之介は「試合終わったら何言おうとか考えていたんですけど、全部忘れました。昨日の夜から不安でいっぱいだったんですけど、勝ててめっちゃうれしいです」と大興奮。1月1日のデビュー戦で敗れ、亀田3兄弟の次男・大毅からは「次負けたら引退や」と発破をかけれていただけに、「もっともっと変わった亀田京之介を見せて、世界チャンピオン目指したいです。次の3戦目も絶対KOで勝つんで、こんな僕ですけど応援お願いします」と、喜びを爆発させた。
約3カ月、京之介の指導にあたった元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏も「すごい変わったと思います。肉体的にも、精神的にも。プロ2戦目、しかも4回戦でここまでは戦えない。80点はあげていいと思います」と及第点を与えていた。
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