亀田3兄弟三男・和毅、世界前哨戦に完勝！「今年には2階級制覇」

　ボクシング元WBO世界バンタム級王者で“亀田3兄弟”の三男・亀田和毅（26）が5月5日、世界前哨戦となるダニエル・ノリエガ戦（56.8キロ契約　10回戦）に臨み、終始一方的に攻め込む展開で、10ラウンド判定勝利。年内の2階級制覇に向けて、大きく前進した。

　長男・興毅（3階級）、次男・大毅（2階級）に続く「3兄弟での2階級制覇」を目指す和毅は、タフなノリエガから2ラウンドに左フックでダウンを奪うと、5ラウンドにも強烈なボディーブローで2度目のダウン。トレーニングを積むメキシコ仕込みのテクニックと引き出しの多さを見せつけ、まったく危なげない完勝。判定もジャッジ3人とも100対88のフルマークだった。リングサイドで解説した元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏も「（試合は）一方的でした。2階級制覇、あるんじゃないですか。左の使い方が本当にうまい。内容がいいです」と絶賛の内容だった。

　今後はWBAスーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンを標的に、2階級制覇を目指していく。試合後には「いい試合はできて、次につながったのでよかったと思います。今年には世界戦、2階級制覇。それしかないので、明日からトレーニングして頑張ります」と、力強く今後の目標を語っていた。

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