ボクシング世界3階級王者の亀田興毅(31)が5月5日の試合後に、引退の10カウントゴングを自ら止め、元4階級王者のローマン・ゴンサレス(30)との試合を熱望したことについて「ギリギリまで考えていました」と、ゴングが鳴り続ける最中でも葛藤があったことを告白した。

 亀田は5月5日に、現役当時にプロ初黒星を喫した元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(40)と、バンタム級6回戦のスペシャルマッチを実施。左ストレート一発で2回TKOでの勝利を勝ち取ると、直後の引退式では神妙な顔つき10カウントゴングを聞いていた。ところが5回目が鳴り終えると、マイクを持ち「ちょっと止めてくれますか」とストップ。「ローマン・ゴンサレスという選手と、どうにか拳を交えたい。実現できるようであれば、力を貸していただきたい」と、引退から一転ラブコールを送った。

 試合翌日の6日、AbemaTVの「リアルカイジGP」にゲスト出演すると、放送終了後に取材に応じ、近い関係者たちにも知らされていなかったこの事態を説明し始めた。「(試合後に)グローブをはずされて、バンテージを取ってる時にどうしようかと考えて。その時もまだはっきり固めていなかった。ゴングが鳴り始めて、本当は3回目か4回目で言おうかと思ったけど。10カウント聞いたらそこで終わりやし、(試合がしたいと)言ったら言ったでやらなあかんし。どうしようかな、うわーみたいな」と、数秒間の中で様々な葛藤があったという。

 今年の1月1日に現役復帰宣言をしてから、意中の2人と言い続けていたのは、雪辱を果たしたポンサクレックと、このゴンサレスだった。「あの時からゴンサレスも頭にありました。でもどっちかと試合が実現したら、それでボクシングは終わろうと思っていた。でもいろんな取材を受けたり、練習をしていったりする中で、今はそこまで強くないけれど、この後強くなれる自分が見えてきた」と、1試合限りと決めた復帰戦の中で、徐々に心境の変化があった。そして5日のポンサクレック戦。「強くなるなといういいイメージを持って、いざ試合でどこまでできるか。納得できる試合が出来たらと思っていたけれど『あっ、いけるな』とパッと思った」と、実戦での手応えが背中を押した。

 現状では、ゴンサレス戦の可能性は全くの未知数。一度は引退した亀田と、世界最強の「パウンド・フォー・パウンド」1位にもなり、現役バリバリのゴンサレス。実現するには、かなりの調整が必要だ。「亀田興毅、最大で最後の挑戦ですよ。現役の時の方がスタミナ、スピード、テクニックはあっただろうけど、気持ちの面では現役のころよりはるかに強くなりましたから」。ボクシング界から一度離れ、世間の荒波に揉まれたことでボクサーとしてだけでなく、人間としてのタフさを身につけた人間・亀田興毅が、夢のリングに再びチャレンジする。

(C)AbemaTV

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