5月12日に行われた対横浜DeNAの7回戦で、ヤクルトが6対5で延長11回の熱闘を制した。延長10回から2イニングを無失点に抑え、2016年8月以来2シーズンぶりの勝利を挙げた松岡健一投手(35)は、今季中に達成が期待される通算500登板について話を向けられ「ひとつずつ、目立たないように達成したい」と冗談を交えながら語った。ヒーローインタビューの内容は以下の通り。

―10回からマウンドに上がりました。そして2016年の8月3日以来の勝ち投手となりました。今のお気持ちはいかがですか?
やっぱり歳をとって、余計自分にプレッシャーがかかる中で抑えられたことがすごくうれしいです。
―1点を勝ち越した場面でのマウンドでした。その緊張感というのはいかほどだったでしょうか?
自分はクビがかかっているので、差し出すものは差し出して、もう「行くしかない!」という気持ちで行きました。
―11回はランナーが出ました。盗塁がリクエストで「もしあそこでアウトだったら」という気持ちと「まだこのあと続くんだ」という思いと、いろんなものが交錯していたのではないかと思うのですが、あの場面はいかがでしたか?
まったく考えていませんでした。「普通にセーフだな。次のバッターどうやって抑えよう」ということしか、余裕がなくて考えられなかったです。
―今日チームとしては中継ぎ陣みんなが踏ん張りましたね。
はい。最近みんな頑張っているので、中継ぎで一番年上の自分が引っ張っていく気持ちで頑張りたいです。
―5月に入ってチームの白星が先行しました。チームの戦いとしてもだいぶ粘りが出てきたのではないでしょうか?
打撃が粘ってくれていて、ピッチャーも「なんとかして(粘る)」という気持ちがみんなにあるので、今の結果が出ていると思います。
―松岡さんは自分自身への言葉として「厳しい状況」とおっしゃいましたが、ファンの皆さんは500登板を待ち望んでいますよ。
そうですね……。でもまだ試合は多いですし、ひとつずつで一気には増えないので、目立たないようにしていきたいです(笑)
―チームを支える中継ぎ陣の代表として、これからの戦いぶり、そしてご自身のこれからの思いをお聞かせください。
競っている場面でみんな頑張っているので、これからいい試合がもっとできていくんじゃないかなと思います。応援よろしくお願いします!
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