明大野球部OBでプロ野球でも通算306本塁打と活躍した広澤克実氏（56）が、野球中継に出演中、野球に関する圧倒的な知識量を披露し、視聴者を驚愕させた。
広澤氏は5月12日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。六大学からプロ野球まで豪打で有名となった元選手だけに、野球の技術論などが語られるかと思われたが、視聴者を驚かせたのは、その知識量だ。野球用語の起源から、神宮球場の正式表記に関する小ネタなど、留まることなく繰り出した。
特に注目だったのは、神宮球場と六大学野球との関わりについて。「明治神宮球場というところは神聖な場所なんです。1926年に神宮球場が出来た時に、六大学側もお金を負担した」と語ると、客席を増やそうとした時も「55万円払った。今で言えば数十億という額。そういうことがあって、神宮球場を六大学が使っていいということになった。（プロ野球の）ヤクルトがどうこうじゃなくて、六大学が優先なんです」と説明した。
また六大学つながりで、今ではよく見られる試合前のイベント・始球式についても紹介。1908年に大リーグ選抜と早大野球部の試合が行われた際、創始者の大隈重信が初めて始球式をしたことをすらすら語り「とんでもない投球だったけど、それを空振りしたのが始まりなんです」と解説した。
野球の歴史を、起きた年まで正確に記憶している様子に、AbemaTVのコメント欄でも驚きと絶賛の声が絶えなかった。
（C）AbemaTV
