明大野球部OBでプロ野球でも通算306本塁打と活躍した広澤克実氏(56)が、その溢れる野球トリビアを大放出し、野球関係者が当たり前に使っている「ピッチャー」という用語に対して「今の投手はピッチャーじゃなくてスローワー」と語った。
![元プロ野球・広澤克実氏が野球トリビアを大放出「今の投手はピッチャーじゃなくてスローワー」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/3/f/724w/img_3fb5031aa2229595060185c363fc2949542207.jpg)
広澤氏は5月13日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。野球解説者として技術論だけでなく、野球に関するありとあらゆる知識を語ることでも知られるが、この日も実況から野球トリビアを求められると、「ピッチャー」という野球用語について語り出した。
「そもそもなんでピッチャーと言うか。昔ピッチャーはピッチという、手首を使っちゃいけない下手投げをしなければいけなかったんです。その頃は(プレートからホームベースまでが)45フィートだった」と語り出すと、続けて「アンダースローを認め、サイドスローを認めて、50フィートになった。それからオーバーハンドを認めて60.6フィート(18.4403メートル)になりました」と解説した。
本来ピッチ(放る)ことだけ許されていたが、次第にスロー(投げる)が認められ、現在のルールに至っているだけに「だからピッチャーじゃなくて、スローワーだね」と締め括っていた。
なお、野球は1845年にアレクサンダー・カートライトが初期のルールを整備したとされている。
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