AbemaTVの人生逆転リアリティーショウ「リアルカイジGP」は、優勝賞金1億円がかかっているだけに毎回、泥臭い人間模様が展開されている。5月13日放送回では、4月21日に栃木県某所で行われた第3Rの模様を公開。ここでも崖っぷち人生を告白するひとりの女性がいた。
第3Rの内容は「超圧迫ドロップ面接」。AからEの各部屋に振り分けられた5人1組が、1億円への熱意を面接官にアピールするといったものだが、部屋ごとの「限定ルール」を破ると即失格、奈落の底へ強制落下となる。ルールを守りつつ、いかにして面接官の心を響かせられるかがポイント。面接官は俳優の小沢仁志・和義兄弟のほか、タレントの武井壮、お笑い芸人のずん、梅沢富美男などが務めた。
「私・僕・自分・俺」などの一人称がNGワードのA部屋に入室したのは、東京第1Rで熱々メガネフライで合格した28歳の女性。職業を聞かれると「無職」と答え、「ハローワークの職業訓練でネイルをやっている」と付け加えたが、面接官のひとりであるお笑い芸人・浅草キッドの玉袋筋太郎が「旦那さんが稼いでるんでしょ?」と何の気なしに聞くと、衝撃の一言が返ってきた。「稼いでくれないです」。何と、旦那も無職。夫婦でW無職だというのだ。
「(働いてと)言っても、働いてくれません」。目に涙を浮かべながら、苦しい台所事情を吐露。この日も旦那はパチンコへ行っているという。1億円に対する熱い思いを聞かれると「生きていくにはお金が必要」と前置きした後、「人生を変えたい。お金がない人生で今まで苦労して、風俗まで考えている。絶対に手に入れたい」と熱弁し、面接官の心を打った。
「合格」と玉袋筋太郎より第2R突破のタスキをかけられると、安堵の表情で部屋を後にした。
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