トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ2018」WHITE DIVISION 33・34回戦が5月17日に放送され、勝又健志(連盟)は連勝で5勝目を挙げ、リーグ3位から2位へ。猿川真寿(連盟)は4勝目を挙げ、予選10回戦以降続いていた最下位から脱出。6位へ2ランクアップした。
WHITE 33回戦の対局者は勝又健志、和久津晶(連盟)、平賀聡彦(最高位戦)、鈴木たろう(協会)。勝又は対局者にマイナスポイントの平賀と和久津がいることを踏まえ「状況によっては、僕やたろうさんの着順が上がってもいい選択をしてくると思う」と局面に応じて、2人がどういう狙いを持ってくるのかを読み取りながら戦おうと考えていた。
東1局1本場、勝又は白・中・チャンタ・ドラで満貫を決め、幸先よくスタート。その後も要所でアガリを重ね、全11局、流局ゼロの対局を制した。「どの局も特別なことはしていなくて、普通の選択をしていたら結果がいいほうに出てくれた」と振り返り、次戦の結果次第では、首位を走る佐々木寿人を追い越す可能性も出て来た。「準決勝に残った時にアドバンテージを得られるように、しっかりとプラスポイントを積み重ねていきたい」と連勝にも冷静だった。
34回戦の対局者は、猿川真寿、鈴木達也(協会)、石橋伸洋(最高位)、佐々木寿人(連盟)。猿川は「接戦になってきたんで、離されないように、そろそろ着順をひとつぐらい上げれたらいい」と最下位脱出を目指していた。
東2局、親番・猿川はリーチ・一発・ピンフ・ドラ3で1万8000点(+供託1000点)を加点するロケットスタート。「なんとか逃げ切りたいと思ってたんですけど、達也さんの追撃が厳しくて」と達也の猛追をかわし、全9局のスピーディーな半荘を制した。このトップで4勝目となり、8位から2ランクアップの6位に浮上。一時は300越えしていたマイナスポイントも半分以下の▲139.0にまで戻した。猿川は次戦、ポイント差がほとんどない5位・達也、7位・和久津、8位・平賀との直接対決となるため、さらなるランクアップを目指すつもりだ。【福山純生(雀聖アワー)】
【WHITE DIVISION 33・34回戦終了時点での順位】
1位 佐々木寿人(連盟)+262.8
2位 勝又健志(連盟)+241.9
3位 鈴木たろう(協会)+207.9
4位 石橋伸洋(最高位戦)▲107.8
5位 鈴木達也(協会)▲124.1
6位 猿川真寿(連盟)▲139.0
7位 和久津晶(連盟)▲156.2
8位 平賀聡彦(最高位戦)▲185.5
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
(C)AbemaTV