(タイトル防衛を果たしたKANA。接戦だったがアグレッシブな闘いは光った)

5月17日、Krush後楽園ホール大会のメインイベントで、女子フライ級タイトルマッチが行なわれた。

チャンピオンはKANA。タイトルホルダーというだけでなくKrush女子戦線全体を牽引する存在で、3月にはK-1参戦も果たしている。

今回、オーストラリアのキム・タウンセンドを挑戦者に迎えての防衛戦は、KO勝利が大きなテーマだった。KANAはK-1の試合でKOを逃しており、その不完全燃焼を解消するためにも、と今回の試合を希望したのである。

それだけに、KANAは序盤から徹底的に圧力をかけ、パンチ、ローキックで攻勢に。しかしムエタイ系タイトルを5つ獲得しているキムは、ミドルキック、前蹴り主体のファイトスタイルで間合いを外していく。そしてKANAが強引に距離を詰めようとしたところで、キムの右ストレートがヒット。KANAがダウンを喫するという波乱の展開に。

「ダメージはなかったんですが、ドンピシャで合わされてしまった」とKANA。その後も「やりたい距離に入ろうとしたら足で止められてしまった」という言葉通り、キムの蹴りがタイミングよく決まったためにKANAはフィニッシュしきれない。

試合後半にはボディブローのダメージもしっかりと与え、圧倒しながらもKOを逃したKANA。ダウンで失った2ポイントを2、3ラウンドの攻勢点で取り返し、試合は延長戦へ。ここでもひたすら攻め抜いたKANAが判定をもぎ取り、逆転勝利で王座防衛を果たした。

またもKOを逃しただけに、試合後のKANAは「有言実行ができなかった。しっかりチャンピオンとしての仕事ができるように頑張ります」と涙を見せる場面も。

「自分から(間合いを)外して、相手に攻めさせるようにするのも必要だったなかと思います」

KANAは試合について、そう振り返っている。戦前はカウンターのパンチを使い「技術的な部分で倒したい」と語っていただけに、新たな引き出しを見せることができなかったのは課題だろう。

とはいえ、初回にダウンする劣勢から凄まじい猛攻で挽回し、地力を出し切ってタイトルを守った闘いには見応えがあった。当初の目論見とはまったく違うものになったが、勝負強さを見せたのは間違いない。

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