<大相撲夏場所>◇七日目◇5月19日◇両国国技館
六日目に横綱・白鵬(宮城野)を押し出しで破って金星を挙げた前頭二枚目の阿炎(錣山)が、大関・豪栄道(境川)を叩き込みで下して3勝目を挙げるとともに、連日の“ジャイアント・キリング”を果たした。
「バチーン」という激しい立ち合いの音が館内に響き渡った次の瞬間、誰もが予想を裏切られる結末が待っていた。阿炎がスッと体を引きながら豪栄道を叩き落とすと、豪栄道は為す術なく土俵に体を投げ出して敗れ去った。
AbemaTVで解説を務めていた元小結・若荒雄の不知火親方は「この2日間の阿炎の相撲を見る限り、私を含む館内の誰もが『がむしゃらに突っ張る』と思っていたはずです。本来、阿炎にはこの形もあるのですが、そのことを忘れていましたね。また、“ここで出した”ということが、阿炎の今場所の調子の良さ、加えて度胸の良さの表れでしょう」と称賛した。
AbemaTVでは、大相撲夏場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
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