ソフトバンクホークス(旧ダイエーホークス)で最多勝3回、沢村賞2回に輝き、現在は野球解説者として活躍する斉藤和巳氏(40)が、宿命のライバルであり、現在も中日ドラゴンズで現役を続ける松坂大輔投手(37)の凄さに言及した。

 斉藤氏は5月19日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。その中で、2003年に同じイニング数194を投げ、パ・リーグの最優秀防御率のタイトルを同率となる「2.83」で分け合った松坂投手について、「他球団を見ても、唯一無二の存在だった。対打者のような直接対決はなかったが、投げ合いをするうえで、『先にマウンドを降りたくない』という思いがとても強かった」と振り返った。

 さらに4月30日の対横浜DeNA戦で6回を投げ、3安打1失点。日本球界では12年ぶりとなる白星を挙げたことについては「復活した姿が見られて嬉しかった。ここ数年は非難されることが多かったと思う。口には出さなくても、人間なので思うところはあったはず」と、苦しかったであろう心中を察した。

 同時に「それでも、這いつくばりながら現役を続けている。以前の松坂大輔ではないけど、長年、彼を支えてきたのは、この強靭なメンタルであることを再確認できた」と、改めて敬服した。

 斉藤氏は松坂投手の知られざる意外な一面にも触れると「とにかく彼は、投げることが大好き。ピッチング以前に、キャッチボールだって30分、40分は平気でやっている」と、宿命のライバルの根っからの“野球小僧”ぶりについて、半ば呆れたように笑いながら話していた。

(C)AbemaTV

▶10時45分~ 東京六大学野球 2018春季リーグ戦 第6週2日目(法大―早大、慶大―明大)

東京六大学野球 2018春季リーグ戦 第6週2日目(法大ー早大、慶大ー明大) | 無料のインターネットテレビはAbemaTV(アベマTV)
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