早大野球部OBで元巨人・横浜の仁志敏久氏(46)が、伝統の「早慶戦」について「そこの野球にも存在しない雰囲気がある」と、その重みや独特の雰囲気を味わった。
 仁志氏は5月20日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継で解説を担当。早大時代は主にショートで活躍し、主将も務めた。早慶戦史上初となるサヨナラ満塁本塁打を放つなど、伝統の一戦に名を刻んでいる。
 これまで早稲田の226勝187敗10分となっている早慶戦の第1戦は1903年。ここから定期戦、後の六大学野球につながったことから、今でも成績に関わらず早慶戦が六大学野球の最終戦となっている。仁志氏は「あれを味わえたっていうのは財産ですよね。他の六大学のチームは味わえないですから。必ず早慶戦は最終週なので、その後に行われる閉会式のために4つの大学が待っているんです」という、裏側も紹介した。