9日に行われた日中韓首脳会談の後、記者会見で「拉致問題の早期解決に向けて、私から両首脳の支援と協力を呼び掛け、日本の立場に理解を得た」と述べた安倍総理。その後の報道番組では、北朝鮮と水面下で接触していることも認めている。
 そんな中、『週刊現代』(5月26日号)が安倍総理の"密使"として森喜朗元総理を平壌に派遣することが決定したと報じた。
 政府関係者の話として同誌が報じたところによると、日本は当初、米朝首脳会談の現場に安倍総理が駆けつけるというプランを構想していたというが、中韓が金正恩委員長に対し"先に南北米中会談を行うべきだ"と説得したため頓挫したのだという。そこで白羽の矢が立ったのが、1997年に与党訪朝団団長として訪問するなど北朝鮮に一定の信頼がある森元総理で、訪朝は米朝首脳会談直後にセッティングされているという。さらに米朝の条件交渉で大枠がまとまれば、すぐに安倍総理の訪朝へと繋げるシナリオなのだという。