21日午後、8度目のエベレスト挑戦中だった登山家・栗城史多(くりき・のぶかず)さん(35)が亡くなったことがわかった。
1982年、北海道生まれ。身長162cm、世界に挑戦し続けた小さな登山家の物語が始まったのは2004年のこと。登山歴はわずか2年、初の海外渡航で無謀とも思える北米大陸最高峰のマッキンリーに挑み登頂に成功。翌年1月には南米大陸最高峰のアコンカグア、その4か月後にはヨーロッパ大陸最高峰のエルブルースを制覇した。その後もアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ、オセアニア大陸、南極大陸の最高峰も制覇、登山を始めてわずか5年で世界六大陸最高峰の登頂を成功せる偉業を達成した。