<大相撲夏場所>◇十日目◇5月22日◇両国国技館
横綱・白鵬、大関・豪栄道を下した若手のホープ、前頭二枚目・阿炎(錣山)が前頭筆頭・玉鷲(片男波)を下し、5勝5敗と星を五分に戻した。
この日もいつも通り立ち合い直後に素早く諸手で突くと、玉鷲が出てくるタイミングで右上手を引いて豪快な投げ。理想的な取り口で勝ち越しに望みをつないだ。横綱、大関を下しているだけに、勝ち越しすれば三賞の1つ、殊勲賞の可能性もある。
AbemaTVで解説を務めた元関脇・朝赤龍の錦島親方は「横綱を一気に持って行く相撲ができて自信になったのでは。相手が立つ前に立っているから、相手の攻撃を受けない。思い切ってやっている」と迷いのない取り口を高く評価していた。
AbemaTVでは、大相撲夏場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
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