5月22日に行われた横浜DeNA対中日7回戦、その始球式に天才キックボクサー・那須川天心(19)が登場。日本の格闘技界が誇る“神童”の初マウンドに大きな注目が集まった。
2014年に15歳でプロデビューした那須川は、史上最年少の16歳でRISEのバンタム級王座を獲得。さらに17歳でISKA世界王座を獲得し、近年は総合格闘技RIZINにも参戦。ライトニング・レフト(稲妻の左)と呼ばれる左ストレートを武器に、これまで30戦30勝0敗(24KO)と驚異的な戦績を残している。
始球式での投球について試合前「一番苦手な競技ですが…頑張ります!」とコメントを残していた天心は、マウンドに上がると人気漫画「バキシリーズ」の主人公、範馬刃牙の“トリケラトプス拳”を披露。球場が盛り上がったところで意気揚々と臨んだ投球だったが……ボールはホームベースのはるか手前でワンバウンド。“ライトニング・レフト”まさかの不発に、マウンドに座り込んでしばらく立ち上がることができなかった。
注目を集めたこの投球にAbemaTVで解説を務めていた齊藤明雄氏(63)は「さすがキックボクサー。いい脚していますね」と話していたが、投球を見た途端に態度を一変。「固いですね。直すところがいっぱいあります。腕が棒のようになってました」と厳しいコメント。この一連のやり取りにAbemaTVの視聴者からは「(野球)初心者にダメ出しw」といった声が上がっていた。
(C)AbemaTV