<大相撲夏場所>◇十一日目◇5月23日◇両国国技館
十日目を終えて5勝5敗の前頭十枚目・貴景勝(貴乃花)が、前頭六枚目の宝富士(伊勢ヶ浜)を突き落としで下して6勝目を挙げた。
鋭い立ち合いで踏み込んだ貴景勝だったが、激しい突き合いの末にベンチプレス200kgを上げるという宝富士の怪力に反撃を受けると、土俵際に追い込まれて一瞬ヒヤッとする展開を迎える。
と次の刹那、俵に足を賭けた貴景勝が“くるり”とバレリーナのように体を回転させて交わすと、宝富士は前のめりに倒れて土俵に手をついてしまった。
AbemaTVで解説を務めていた元小結・旭豊の立浪親方は「踏み込みは貴景勝。相手の仕切り線まで到達していました。その踏み込みが、最後の引きを効果的にしましたね」と解説。
貴景勝の身のこなしにAbemaTVの視聴者からは「軽やか(笑)」「踊ったw」「くるりんぱ」「バレリーナ!」などのコメントが寄せられた。
AbemaTVでは、大相撲夏場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
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