<大相撲夏場所>◇十一日目◇5月23日◇両国国技館
全勝を死守する関脇・栃ノ心(春日野)は、前頭五枚目の琴奨菊(佐渡ヶ嶽)を強烈な上手投げで下して11勝目。危なげなく全勝をキープした。
これまで31回の対戦があり、栃ノ心の24勝で迎えた今日の取組。立ち合いから激しく当たって四つの態勢になった両者だったが、琴奨菊が差し替えを狙ったタイミングで栃ノ心の豪快な左上手投げが炸裂。琴奨菊は堪らず土俵に転がされた。
AbemaTVで解説を務めていた元小結・旭豊の立浪親方は「琴奨菊は四つになれたが、得意な左四つの形ではなかった」と敗因を語った。
なお栃ノ心のあまりの強さにAbemaTVの視聴者からは「投げというより、放り投げだった」「横綱より横綱らしい相撲」と称賛の声が上がるとともに「明日の白鵬戦が楽しみ」と、優勝を左右する十二日目の大一番に関心が寄せられていた。
AbemaTVでは、大相撲夏場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
(C)AbemaTV