米「首脳会談中止」の“脅し”に北朝鮮は異例の態度軟化、双方の思惑は? 2018/05/25 10:20 拡大する トランプ大統領は24日、「北朝鮮が示した直近の怒りや敵意を考えると現時点での会談は不適切」だとして、来月12日に予定されていた米朝首脳会談の中止を表明した。完全非核化を強く求めたペンス副大統領を北朝鮮が「政治的に愚か」と非難したことも背景にあり、アメリカ政府高官によると、先週シンガポールで予定されていた首脳会談の準備会合に北朝鮮が連絡せず欠席し不信感が高まっているという。 ただ、トランプ大統領は北朝鮮の出方次第では会談を仕切り直す可能性を示唆。これに対して北朝鮮の朝鮮中央通信は、金桂冠(キム・ゲグァン)第一外務次官が「突然の中止発表は予想外で非常に遺憾だ」と表明したと伝えている。また、「開かれた心でアメリカに時間と機会を与える用意がある」と対話を続ける意向を示した。 続きを読む