小結・遠藤(追手風)が前頭六枚目・千代翔馬(九重)の上手投げで敗れ、新三役となった場所を3勝10敗2休で終えた。
遠藤は六日目の取組で右腕を痛め、翌七日目から3日間休場していたが、十日目から再出場。初三役の場所で、けがに耐えながら千秋楽を迎えていた。この日は立ち合い直後に左を深く差したものの、けがの影響からか右上手が引けず、逆に千代翔馬の豪快な投げに振り回された。一旦は強靭な足腰で残したもの、最後は土俵の上を転がった。
AbemaTVで解説を務めた元関脇・北勝力の谷川親方は「右が使えないと、体全体も使えない。バラバラになってしまう。でも、また戻ってくるでしょう」と、けがからの復調を期待していた。
AbemaTVでは、大相撲夏場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
(C)AbemaTV