今、横浜DeNAファンの間で「ハイパー梶谷」というキーワードが囁かれ始めている。その話題の主は、横浜一筋12年目のベテラン・梶谷隆幸外野手(29)だ。

 「ハイパー梶谷」の由来は、2013年シーズンに遡る。その年77試合に出場した梶谷は、打率.346、16本塁打、44打点という好記録を残し、翌年には142試合に出場するなど名実ともに主力の仲間入りを果たした。そのきっかけとなった2013年の活躍は、一部ファンの間で「ハイパー梶谷」として語り草となっている。

 梶谷は今シーズン、2軍での調整から復帰してここまで25試合に出場。5月18日の対巨人戦からは、桑原や神里に代わって1番で起用され続けている。特筆すべきは25日の対ヤクルト戦。2本ずつの本塁打、二塁打を含む5安打4打点の大爆発を見せている。さらにここ10試合での成績は41打数17安打で打率.415。5本塁打11打点11得点もさることながら、何かと注目されがちな三振数も4つと少なめであることも、好調さを物語っている。

 1番・ライトで先発出場する予定だった30日の対楽天戦は雨天中止となったが、帰宅前の本人を直撃。現在のコンディション、そして「ハイパー梶谷」と囁かれていることについて話を聞いた。

 「ハイパー梶谷? ファンが勝手に言っているだけでしょ(笑)。良ければいいし、悪ければボロカスに言われる。僕らは数字を残すことしかできないから」

 最近の好調の要因については「引っ張ろうとせず、センターに強い打球を心掛けている。インステップしないようにホームベース寄りに立ち、一塁側に右足を踏み込むイメージでいると、胸元に空き(余裕)ができるのでインコースが上手くさばける。逆に『当てたい』と思うとボールに寄って行ってしまい、バットがボールの下をくぐってしまうので、その辺りには注意している」と語った。

 しばらく「ハイパー梶谷」は続きそうか? という問いに対しては「朝起きたら、バットを握る感覚が何となく違っていることもある。良い時があれば、悪い時もあるので、どんなに悪くても打率.250という気持ちでいる」と話すに止めた。

 好調の要因はラミレス監督とのコミュニケーションにもあるようだ。兼ねてから「性格的に1番は好きじゃない」と話す梶谷だが、そのことについて聞くと、「できれば投球や配球をしっかり見てから打席に入りたいタイプなので、試合開始直後、忙しなく打席に入るのが得意ではない。さらに交流戦ともなれば、情報の少ないパ・リーグの投手の情報を伝達する役割もある。ただ、ラミレス監督からは『見ていく必要は無い』と言われているので、楽な気持ちで打席に入れている」と、打席でのゆとりも好調の要因の一つであることをうかがわせた。

 29日の対楽天戦では、8回裏の攻撃でランナーを一、二塁に置いて豪快なダメ押しスリーランを放った梶谷。交流戦の結果がペナントレース後半の行方を大きく左右するだけに、引き続き「ハイパー」な活躍に期待は高まるばかりだ。

(C)AbemaTV

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