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 31日に行われた横浜DeNA対楽天2回戦は、延長10回裏、その日に1軍昇格を果たしたばかりの山下幸輝内野手(25)の涙の殊勲打で勝負が決まった。一躍ヒーローとなった山下は試合後、「去年ミスをして辛かったので、守備についてもずっと緊張していた。打った瞬間に緊張が解けて、涙が出てきました」と歓喜の瞬間を振り返った。

 一方、このシーンでは、山下のもとに歩み寄って肩を抱き、まるで自分のことのように涙を流す戸柱恭孝捕手(28)の姿が注目を集めた。さらに戸柱は直後のヒーローインタビューの際にもベンチに座り、笑顔と泣き顔で表情をクシャクシャにした。

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 その戸柱について山下は「ファームに落ちてすぐに声を掛けてもらって、1軍に上がってすぐ、LINEをくれたのが戸柱さんだった」と知られざる二人のエピソードを披露すると、苦しい期間を過ごした2軍での心境については「仮に昇格したとき、もしダメだったら辞めるくらいの覚悟、気持ちで臨んでいた」と続けた。

 2度も打球を足に受けながら、7回1/3、98球の粘投で勝利を呼び込んだルーキーの東。9回表の楽天追加点のチャンスで、藤田が放ったセンターへの大飛球をスーパーキャッチでもぎ取った神里。その裏、起死回生の同点弾を打った主砲・筒香。そして最後に試合を決めた山下。今シーズン随一ともいえる劇的な勝利に、AbemaTVの視聴者からは「久しぶりに野球を見て泣いた」というコメントが寄せられた。

(C)AbemaTV

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