将棋の王位戦挑戦者決定戦が6月4日に行われ、豊島将之八段(28)が羽生善治竜王(47)を下し、菅井竜也王位(26)への挑戦権を獲得した。豊島八段は、初の王位挑戦。
 タイトル通算99期の羽生竜王に対して、無冠の実力者・豊島八段の対局は大激戦。大事な終盤で鋭さを見せた豊島八段が、9勝12敗と負け越していた羽生竜王の王位挑戦を阻み、自身の初タイトル獲得に望みをつないだ。対局後はタイトル戦に向けて「しっかりと準備をして、いい対局にしたいと思います」と語った。