トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ 2018」WHITE DIVISION37・38回戦が6月4日に放送され、勝又健志(連盟)と鈴木たろう(協会)がトップを取り、勝又健志は3位から2位へランクアップ。鈴木たろうは首位をキープし、ポイントもプラス300台に乗せてきた。
WHITE37回戦の対局者は勝又健志、佐々木寿人(連盟)、和久津晶(連盟)、鈴木達也(協会)。東1局、勝又は5800点を放銃し、東場をラスで折り返す。だがオーラスの親番を迎えるまで、小刻みながらもスピードを重視したアガリを5回ものにし、南4局2本場で白・チャンタ・ホンイツ・ドラを鮮やかに決め、トップを奪取した。「それまでの安い仕掛けが多かったのが効いた」と振り返り「和久津さんと達也さんはポイント状況が苦しいので、遅い展開にしたいのかなと思ったので、逆に早い展開でアガリを取ろうと考えていたことがいい結果になった」と相手心理を加味したゲーム展開で、総合ランキングも3位から2位へ浮上した。
38回戦の対局者は、鈴木たろう、平賀聡彦(最高位戦)、猿川真寿(連盟)、石橋伸洋(最高位戦)。首位を走るたろうは、東4局の親番で5800点を加点すると、南1局ではツモ・中・ホンイツで8000点をアガってそのまま逃げ切り8勝目。「BLACKの小林剛がバカみたいに勝っているんで、決勝まで逃してもらえる位置で戦えたら」とさらにポイントを伸ばすことを視野に入れ「このトップで(小林に)ちょっとは近づけたと思うんで、抜いてやろうという気持ちはある」と、BLACK首位・小林剛(麻将連合)の動向にも注視しながら、予選残り7半荘を戦っていく。【福山純生(雀聖アワー)】
【WHITE DIVISION 37・38回戦終了時点での順位】
1位 鈴木たろう(協会)+345.0
2位 勝又健志(連盟)+242.7
3位 佐々木寿人(連盟)+238.6
4位 平賀聡彦(最高位戦)▲110.8
5位 石橋伸洋(最高位戦)▲143.1
6位 鈴木達也(協会)▲160.3
7位 猿川真寿(連盟)▲174.9
8位 和久津晶(連盟)▲237.2
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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