八ッ橋老舗が“創業年”巡りライバル提訴、元禄時代に八ッ橋は存在したのか 2018/06/05 07:30 拡大する 京都土産の定番「八ッ橋」の老舗メーカー・井筒八ッ橋本舗は、同じく老舗の「聖護院八ッ橋総本店」を提訴した。創業文化二年(1805年)の井筒は、聖護院が創業元禄二年(1689年)としているのは「根拠がなく虚偽」だと主張。この年に八ッ橋が存在したことを示す文献がないことや、聖護院が過去に作った冊子の中で「正確な創業年は不詳」としていたことを指摘している。 井筒は公正な競争を妨害しているとして、聖護院に対し創業年の表示をやめることと600万円の損害賠償を求めている。井筒の津田佐兵衛オーナーは「嘘を重ねていくということが起こると、京都の土産品業者の全部が大変な迷惑をこうむる」と主張。また、津田オーナーが94歳と高齢になり、論争に区切りをつけたいという考えが強くなったという。 続きを読む